平塚市幼保一元化に関する公立園の見直し改訂案について

昨年5月25日「平塚市幼保一元化に関する公立園の見直し改定」案が市から示されました。
平塚市では2017年に公立園の見直しが行われ、見直し前5園あった公立幼稚園を民営化や統廃合で1園に、10園あった保育園を6園に、幼児教育と保育を一体的に提供する子ども園を港地区に整備し、公立園を8園とする案が示されました。
昨年5月に提示された見直し案は、想定以上に少子化が加速し、幼稚園児だけでなく保育園等の入所希望者が減少し状況が変化したためとし、6園にする予定だった保育園を民営化等で4園(うち2園は当面のカッコ付きでいづれ統合か廃園)、幼稚園はゼロ、子ども園を新たに1園整備し2園にし、最終的には公立園を4園とするものでした。
公立園は障がいなどの理由により民間での受け入れが困難な子どもを受入れるなどセーフティネットの役割を果たしてきており、短期間で行われた計画の見直しに、保育や保護者の意見が反映されているのか、新たな子ども園の整備は平塚初の港子ども園の検証を経た上でのものなのか危惧するところです。
認定こども園については、①幼稚園と保育園が一体となったことで、幼稚園教諭と保育士の勤務条件の統一やローテーションづくりの困難さ ➁幼稚園教諭と保育士との意思疎通の困難さ、等が課題として挙げられており、平塚市においてもそうした問題が発生していないか検証した上での方針化が求めれます。また港こども園のHPでは1号認定(幼稚園機能部分)の追加募集が昨年末より行われていますが、4才5才併せて40人の定員枠に対し1月末時点で20人の追加募集が行われている一方、保育園の待機児童数は昨年11月時点で108人とのことです。市民のニーズがどこのあるのか、見極めることが必要です。