みんなで考えよう!子どもたちの学びの保障

16.2.27④16.27⑤16.2.272月27日、学習会「子どもたちが豊かに生きるためのサポートー学習支援を中心にー」が生活クラブひらつか西海岸デポー2階会議室で開催されました。
子どもの貧困が大きな社会問題としてクローズアップされていますが、平塚市においても、経済的理由によって就学困難と認められる児童生徒の保護者に対し支給される就学援助費の受給者割合が2010年の12.6%から2014年には13.5%に増加するなど、子どもを取り巻く状況は厳しさを増しています。
平塚市では、2013年から生活保護世帯の中学3年生を対象に行っていた学習支援を、2015年度からは困窮世帯に対象を拡行っています。
学習会では、生活困窮者自立支援法の任意事業として実施している「学習サポート」の事業実施に至る背景や市の状況を市生活福祉課の白井純人さんから、支援の現場でコーディネータ―として活動されている石井悦夫さんからは学習サポート事業の具体的内容とその意義を、そして独自で地域の児童を対象に学習支援を行ってきている岡崎町内福祉村「おかざき鈴の里」の小林信行さん、金子みどりさんからは活動スタートに至る経緯や子どもたちの利用状況、様子等についてお話がありました。
現在中学3年生に限定されている事業の拡充や教育委員会をはじめ町内関係各部署との連携の必要性を再確認すると共に、生活保護における高校生のアルバイト収入の扱いや大学進学後の厳しい現実があることも学習しました。またおかざき鈴の里の実践に多くに参加者が興味を持ち質問がされていました。
行政がすることには制約もあり限界があります。市民と行政が連携しながら子どもたちの学びをサポートする仕組みづくりが必要と、多くの参加者が感じた学習会でした。

*学習会主催:湘南地域活動連携協議会
共催:まちづくりユニット平塚(平塚市内で活動する生活クラブ運動グループ9団体で構成しています。)