働き方改革とバス減便
働き方改革関連法によりこの4月1日からドライバー職の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることになりました。労働環境が改善される一方、物流や運送業界への影響が大きく、そのことを称して「2024年問題」と呼ばれています。
バス業界でも慢性的なドライバー不足に加え、労働の上限規制による路線バスの減便が各地で行われています。
平塚市では神奈川中央交通西(株)1社がバスの運行事業を担っていますが、4月1日ダイヤの改正が行われ、平塚営業所管内では
①運行回数及び時刻変更は30系統、➁時間変更のみは9系統とHPに掲載されています。
詳細を伺ったところ、一日の減便数は平均2~3便だが、他の系統で対応できることも踏まえ土日のみ大幅に減便した系統もあるとのことでした。
人手不足はタクシー業界も同様で、一般ドライバーが自家用車を使い有料で客を運ぶライドシェアも地域や時間を限定した導入が始まっています。
「人手不足」「高齢化」「働き方」等々の視点をもって、地域内交通、移動手段のあり方を自分事として考えて行くことが必要です。