変わる介護保険、市の現状を聞きました。
9月6日、生活クラブ運動グループ11団体で構成する「まちづくりユニット平塚」による学習会がありました。
介護保険制度は3年ごとに見直しが行われます。2015年改定による大きな変化は、国の基準で提供されていた要支援1,2の人への訪問介護と通所介護(ディサービス)を、「新しい地域支援事業」として自治体の基準によるサービスに移行させること、そのサービスの提供をボランティア等地域住民に委ねる、というところにあります。
学習会では平塚市高齢福祉課のお二人から市の取り組み状況について話を伺いましたが、生きがい事業団による身体介護を伴わない訪問サービス(A型)や町内福祉村等による通いの場・サロンの実施など、準備が整ったサービスから順次提供を開始しているとのことでした。
こうした制度改定の背景にあるのは急速に進む高齢化とそれに伴う財政難です。国では次期改定で介護度1,2の人のサービスも大幅に見直すことが検討されており、必要なサービスが提供されない状況になることが危惧されます。
サービスの利用者、家族、そして介護する人たちにとってより良い制度にするための提案を、現場の声を聞きながら、財源の問題を含め考え行っていきたいと考えます。