一時預かり保育が足りない!
14日開催された平塚市子ども・子育て会議 子育て支援事業推進部会では、市の子育て・子育ち支援の計画である「平塚市次世代育成支援行動計画」の25年度の進捗状況について報告と意見交換がありました。
子育ち・子育て支援策については、待機児童対策だけでなく多様なニーズに応えられる柔軟な制度づくりが必要です。中でも断続的な就労や育児疲れの解消、緊急時等に対応する一時預かり事業の重要性については神奈川ネットもこれまで指摘し、その拡充を求めてきましたが、部会では、昨年度に比べ一時預かり事業が減少していることについての意見がありました。また3月平塚市議会の常任委員会質疑の中でも、昨年2月までの実績と比べ、一時預かり事業の利用者数が4時間以内の利用者で318人、4時間以上で15人と25年度は大幅に減少しているとの報告がありました。「2つの保育所に一時預かりを断られたので、別の保育所にあたってみる」と若いお母さんの声もつい最近聞きました。
減少の理由として、保育士不足の折、保育所は通常の保育に追われ、一時預かりや延長保育などの特別保育に人を充てられないという状況があるようですが、対応を保育所任せにせず、市は対策をとるべきと考えます。
子ども子育て会議は、新制度導入を控え、教育・保育・子育て支援を充実させるための計画づくり(子ども・子育て支援事業計画)を行うところです。実施されたアンケート調査の結果と、アンケート結果には反映されていない市民のニーズも想定しながら、平塚市にあった事業取組が行われるよう、会議に注視しながら、神奈川ネットも提案をしていきます。