予算要望意見交換会

 神奈川ネットワーク運動・平塚では平塚市の次年度予算編成に対して毎年要望書を提出しています。同じく要望書を提出している「まちづくりユニット平塚」の参加団体とともに11月7日、福祉、環境、教育、総務関連等、関係する職員の方々に参加いただき主旨説明および意見交換の場を持ちました。
 ネット平塚は要望項目のうち、
1.生活保護申請者の人権に配慮した窓口対応のため、事例検討等を通した職員研修の充実
2.市の行政運営の基本となっている条例、規則、要綱等のうち、現在市のホームページ(HP)で検索・閲覧のできない要綱も市民がHPから閲覧できるようにすること
 の2点を取り上げました。
 要綱とは、補助金の給付や行政内部の手続き、行政指導などについて定められた行政の内部規定です。担当課の判断で制定改廃を行うことができるもので、議会で議決される条例や市長が制定権をもつ規則と異なり法的位置づけがないものであるにも関わらず、行政運営の基準として多用されていることの問題も指摘されてきました。その要綱を開示することは、市民が市の仕組みを知り、まちづくりへの参加度を高める上でも必要です。
 要綱をHPで閲覧できる自治体は県内でも多く、厚木市は市HPのトップページに「例規集(条例・規則)」と並んで「要綱集」が掲示されています。平塚市でも是非取り組むべきことと要望しました。
 限られた時間内の意見交換でしたが、各団体から出された課題を含め、今後も解決に向けた提案を行っていきます。