市へ予算要望書を提出

 神奈川ネットワーク運動・平塚では次年度の市の予算編成に対する要望書を毎年提出しています。今年も環境、福祉、教育、くらしに分類し37項目の要望を行いました。

  「環境」は石けんの使用拡大やごみの減量化、「教育」は学校給食や障がい児教育、不登校対策、外国籍児童への支援、「くらし」は子育て支援、交通安全、市民活動の推進、防災など多岐にわたっています。

 「福祉」の高齢者分野では、配食サービスや、在宅介護を支える上でニーズの高いショートステイの拡充策などを要望しました。

 平塚市の配食サービスは昨年度から利用者負担額がそれまでの1食600円から500円に下がったことで配食数が2割近く増加する一方、事業者への委託料も減額されたことで実施事業者数は減少しています。安否確認も含め在宅生活を支える配食サービスを拡充するために、一定の要件を設け事業者の拡充を図ることを要望しました。

 また、障がい児者支援策として、ニーズの高い通学支援へ取組を求めました。平塚市では、市に寄贈された自動車を社会福祉協議会に譲渡し、その車を使ったボランティアによる通学支援が社協の事業として昨年から行われていますが、対象者は3人と少なくニーズに対応しきれていません。また、送迎バスが原則使えない市内養護学校高等部生徒の約3割が保護者等による付き添い通学で、その負担は大きく、送迎困難な家庭もあります。それらのニーズに応えられるよう、制度を柔軟に運用し通学支援に取り組むことを要望しました。

 10月中旬には、日頃連携している生活クラブ生協やワーカーズ・コレクティブなどの団体と共に市への説明会を開催する予定です。各団体の実践からも学びながら、市民が元気に、そして安心して暮らしていくための提案を続けていきます。