ガンマ線を測定する小型の測定器を使用し、湘南海岸公園→松風公園→松風県有林→浜岳中学校→村井弦斎公園の順に、通学路も考慮しながら歩きました。
測定結果は以下の通り(単位:マイクロシーベルト/毎時=μSv/h)
湘南海岸公園松の木下 0.083
〃 北滑り台下0.049
松風公園内階段下 0.070
〃 〃上 0.056
県有林 0.050
浜岳中学校東門側溝 0.065
村井弦斎公園入口 0.068 (地上1mの測定値)
いずれも国際放射線防護委員会(ICRP)が示す指標0.19μSv/h(*)以下でした。
市民の自主的な測定活動が広がり、局地的な高線量箇所(ホットスポット)が相次いで発見されている中、国は福島県以外の地域で周辺より放射線量の高い箇所が発見された場合への対応を決め、10月21日、文部科学省から「放射線測定に関するガイドライン」が示されました。
地表から1m高さの空間線量率が周辺より1μSv/h 以上高い数値が測定された場合、文部科学省に連絡すると、文科省は地方公共団体と連携して状況に応じて再計測や実地検証等を行い、その結果、除染が容易でない放射能汚染があると確認された場合は、市町村の要望を踏まえ、除染支援が行われることとなります。
ガイドラインは、より適確に放射線量を測定するためのもので、測定法や高い線量が予測されるポイント箇所などが書かれています。
ネット測定チームもガイドラインを参考に地上1mの高さでの測定を基本に行いましたが、例えば、松風公園階段下の地上5cmの測定値は1回目0.123μSv/h、2回目は0.093μSv/hと1m地点より高い数値を示しました。
大人よりも影響を受けやすく、また地面から近い位置にいる子どもたちを放射能から守る、という視点を大切に、測定活動を進めていきます。
(*)一般公衆に対する放射線量限度を年間1ミリシーヘ゛ルト以下とし、受ける放射線の量をなるべく低く抑えようとするための指標値。自然界から受ける放射線量や、医療行為によって受ける放射線量は含まれない。