政治とお金ー政策活動費廃止は決まったけれどー

今年2度目となる政治資金資金規正法の改正が一昨日25日の通常国会最終日に行われました。
今回改正のメインは政策活動費の廃止。政策活動費は法に何ら規定がないにもかかわらず政党から国会議員に支払われ、受け取った議員はその使途の報告義務もないものです。
政治資金規正法では政治家個人への寄付は原則禁止とされていますが、唯一「政党がする寄付については適用しない」となっているためこの政策活動費も認められてきた、と思っていたのですが、どうもそうではなかったよう。今年6月に行われた政治資金規正法改正で、この政党にのみ認められていた政治家個人への寄付も来年いっぱいで廃止することが決まったはずなのに、政策活動費は政治家への”寄付”ではないという解釈のようで、問題は依然として残されたままでした。一昨日の改正法成立で政策活動費の廃止は決まりましたが、企業•団体献金など「入」の問題は年明け始まる通常国会で議論される予定とのことです。
都議会自民党が開いた政治資金パーティで、都議が販売ノルマを超えて集めた分の収入が収支報告書に記載されず議員の手元に残される、という問題も発覚しています。
来年も「政治とお金」の問題から目が離せませません。