不登校中の児童生徒の健康診断・歯科健診の機会確保を

 数年に渡り不登校であった女性が学校における健康診断の機会を得られなかったことで病気のリスクが見逃され、後に健康に深刻な影響が出ているとの新聞報道がありました。

 大坂府吹田市では、未受診者を把握し、希望者には市内であれば校区に関係なく一定期間中受診できる全市一律の取組を3年前から内科、歯科で始めています。また同じ大阪の豊中市でも校区内の学校医に限定した同様の取組を行っているとのことです。

 神奈川県内のいくつかの自治体に行った聞き取りの中では、平塚市を含め吹田市のように自治体として方針をもって取り組んでいるところは見つけられませんでした。横浜市では不登校の子どもたちの居場所づくりを行っているNPO法人が市に仕組みづくりを要望しているそうです。

 子どもたちの健康状態を定期的に把握する機会を持つことはとても大切なことです。学校での健康診断はそのための重要な機会です。未受診を家庭の問題とせず、希望するすべての児童生徒が受けられる仕組みづくりを平塚市にも求めていきます。

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