食品の放射性物質検査がスタート

 

検出器です(高さ約50cm)

 福島第一原子力発電所事故による放射能汚染への懸念が続く中、平塚市では市民団体との協働事業として「食品の放射性物質簡易検査」事業が12月からスタートしました。17日、検査を担っている「NPO法人ひらつかエネルギーカフェ」をネット平塚・放射能測定チームのメンバーで訪問し、代表の大嶋朝香さんからお話を伺いました。

   検査は消費者庁から貸与された検出機を使い、半減期が30年と長い放射性セシウム137とセシウム134の濃度検査を行います。依頼できるのは平塚在住者。検査の対象となるのは小売店等で購入した食品や自家農園等で採取した食品(飲料水や輸入食品等は対象外)で、市民が自ら消費することを目的とするものです。
    検査を希望する市民は、まず市の予約窓口へ訪問または電話で申し込みをし、指定され

大嶋さん(右)と鈴木亜紀子市議

た日時に検査場所である「ひらつかエネルギーカフェ」に検体を持ち込みます。検査は1世帯1日につき1食品。月曜日と水曜日午後に3件ずつ行われており、現在のところ申し込みの翌週には検査が受けられる状況とのことでした。
    検査にかかる時間は約1時間で、その場で検査結果票が渡され、高い数値が出て更に精密検査を行う場合以外は食品も持ち帰ります。これまですべて不検出(放射性物質濃度が検知可能な最低濃度を下回っていること)で、結果は個人情報を除き市のホームページにアップされます。http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/common/100034776.pdf

 身近に 設けられた検査機関を活用されてはどうでしょう。検査は無料です。
     *問い合わせ先および予約窓口は以下の通りです。
             平塚市市民情報・相談課消費生活担当
             平塚市八重咲町3-3 JAかながわ2F  0463-20-5775